運行管理者はドライバーに嫌われるのか|口うるさいと思われるのは、よくあることです
※記載内容は筆者個人の経験に基づく見解です。運行管理の体制や、運行管理者とドライバーの関係は、会社により大きく異なります。
地方でトラック運送会社を経営しています。ドライバーを20名ほど雇っています。私は運行管理者の資格を持っていて、点呼などの運行管理もしています。
「運行管理者は、ドライバーに嫌われるのか」。運行管理者を目指す方や、これから運送会社で働く方が気になるところだと思います。運行管理をしている立場から、正直に書きます。
結論:口うるさいと思われるのは、よくあることです
注意をするのが、仕事だからです
運行管理者は、ドライバーに何か問題があったときに、注意をしなくてはいけません。
だから、うるさいと思われることは、よくあることだと思います。
私自身、少し口うるさくなってしまうことがあります。嫌われるとしたら、そこだと思います。
嫌われやすいのは、点呼での注意と、休み・コースの割り振りです
休みが取りにくかった時期は、不満も言われました
嫌われやすい場面は、点呼での注意と、休みやコースの割り振りだと思います。
休みが取りにくかったことがあり、その面で不満を言われたこともあります。
有給などは、できるだけ断らないようにしています。ただ、休みが重なってしまって、どうしても取れないときは、別の日を提案して「この日でできませんか」とお願いすることがあります。
点呼で何を見ているかは、トラックの点呼で、運行管理者は何を見ているかに書きました。休みについては、トラック運転手に休みはあるのかにまとめています。
反発されることも、もちろんあります
できるのは、従ってもらうよう促すことだけです
注意をして、反発されたことは、もちろんあります。
それでも、運行管理者にできるのは、注意したことに従ってもらうよう、促すことだけです。
話し合いをして、関係が戻ったこともあります。ただ、戻っていない方も、もしかしたらいるかもしれません。
一番困るのは、荷主さんとドライバーの間に立つときです
今も、よくある話です
荷主さんとドライバーの間に立って困ったことは、多々あります。
荷主さんには、「こういうふうに動いてほしい」という指示があります。
一方で、ドライバーの中には、みんなではありませんが、少し楽をしたがる人もいます。「なんでそんなことまでやらなきゃいけないんだ」となることがあるのです。
この部分は、とても困っています。今もよくある話です。
荷主先でどんなことが嫌がられるかは、荷主先で嫌われるドライバーの特徴に書きました。「あいつが楽をしている」で揉める話は、トラック運転手の人間関係にあります。
信頼されていると感じることも、あります
無理のない運行を、いつも考えています
感謝されたり、信頼されていると感じたりすることも、もちろんあります。
一番信頼されていると感じるのは、ドライバーが困ったときに、真っ先に連絡をもらえるときです。
従業員も、相談する相手は選んでいるようです。その相手には、心の内を話してくれることがあります。そこが信頼関係なのかなと思っています。
うちの会社は、ドライバー目線に立って業務を行うようにしています。荷主さんと、いろいろ相談させてもらうことも結構あります。
荷主さんとドライバーのバランスが、一番難しいところです。それでも、会社としてドライバーには無理なく働いてほしいので、無理のない運行ができるよう、常に考えています。
大雪の日に、荷主さんと相談して運行を取りやめる話は、トラック運転手の夏は本当にきついの冬の部分に書きました。
気をつけているのは、言葉遣いと言い回しです
ここは、すごく気を使います
言葉遣いや言い回しには、すごく気を使います。
点呼では、出発するときに、気持ちよくスタートできるよう「本日もよろしくお願いします」と伝えます。天候が悪い日は、何より安全に運行してもらえるよう、安全運転をお願いします。
帰ってきたときは「お疲れさまでした」とねぎらって、その日に気になったことがないかを聞きます。最後は「ありがとうございました」で終わります。
うちで運行管理をしているのは3人。全員ドライバー出身です
点呼などを、3人で回しています
うちで運行管理(点呼など)をしているのは3人で、みんなドライバー出身です。
資格の取り方や、取ったあとの給料の話は、運行管理者の資格は取るべきかに書きました。
運行管理者になりたい人へ
難しい仕事です。でも、使命感があります
運行管理者は、それなりに責任の重い仕事だと思います。
ドライバーへの注意や、いろいろな手配もしなくてはいけません。なかなか難しい仕事です。
ただ、逆に、会社全体を守るという、とても素晴らしい使命感はあると思います。
嫌われ役でも、会社とドライバーを守る仕事です
この記事の要点
- 運行管理者は、問題があれば注意をするのが仕事。口うるさいと思われるのは、よくあること
- 嫌われやすいのは、点呼での注意と、休み・コースの割り振り
- 休みが取りにくかった時期は、不満を言われたこともある
- 有給はできるだけ断らない。休みが重なって取れないときは、別の日を提案してお願いすることもある
- 反発されることもある。できるのは、従ってもらうよう促すことだけ
- 話し合いで関係が戻ったこともある。戻っていない人もいるかもしれない
- 一番困るのは、荷主さんとドライバーの間に立つとき。今もよくある話
- うちはドライバー目線で、荷主さんと相談しながら、無理のない運行を考えている
- 一番信頼されていると感じるのは、ドライバーが困ったときに真っ先に連絡をもらえるとき
- 気をつけているのは、言葉遣いと言い回し。出発は「本日もよろしくお願いします」、帰りは「お疲れさまでした」「ありがとうございました」
- うちで運行管理をしているのは3人。全員ドライバー出身
- 責任は重いが、会社全体を守る使命感がある仕事
運行管理者とドライバーの関係は、会社によって違います。うちの場合は、こんな形です。