トラック運転手の人間関係|揉めることは普通にあります。きっかけは「あいつが楽をしている」
※記載内容は筆者個人の経験に基づく見解です。職場の雰囲気や給料の仕組みは企業により異なります。
地方でトラック運送会社を経営しています。ドライバーを20名ほど雇っています。
ドライバーが辞める理由のほとんどは、給料です。これはトラック運転手を辞めたい人へに書きました。
この記事では、人間関係について、雇う側から正直に書きます。
結論:揉めることは、普通にあります
もともと気が合わない同士が、多いです
ドライバー同士で揉めることは、普通にあります。
もともと気が合わない者同士が多く、そこから「あいつが楽をしている」「休みばっかり取りやがって」「優遇されている」といった話になります。
揉めたときは、上の者が間に入ります
嫌がらせのようなことも、あると思います。
ドライバー同士で揉めたときは、私を含めた上の者が間に入って収めます。
そのときに伝えるのは、「仲良くしろとは言いません。でも、お互い大人なんだから、自分の仕事に集中してください」ということです。
「あいつが楽をしている」は、実際はそうでないことが多いです
部署ごとに、固定給が違います
実際には、そんなことはないことが多いです。
うちの会社では、部署ごとに給料の仕組みが違います。固定給が違うんです。
3トン車と4トン車でも違いますし、拘束時間の長さや大変さなどでも変わります。それぞれの部署の運賃に対して出している部分もあります。
なので、そこは説明します。それでもだめな場合は、配置転換も考えます。
3トン車と4トン車で仕事や給料がどう違うかは、3トン車と4トン車の違いに書きました。給料の中身は、トラック運転手の給料のカラクリにまとめています。
事務所は「楽をしている」と思われやすい
事務所に座っていると、どうしてもそう見えます
ドライバーと事務所のあいだで、ぶつかることもあります。
事務所に座っていると、どうしても楽をしていると思われることが多く、よく思っていないドライバーもいます。これはうちだけでなく、よくある話です。
うちは少ない人数で事務所に人を置いていますが、ドライバーには、業務の中身をしっかり説明します。
ドライバーに説明している、事務所の仕事
- 点呼(必ず必要な仕事です)
- お客さんへの営業
- ミスや破損があったとき、急いで商品を持っていくこと
点呼で何をしているかはトラックの点呼で、運行管理者は何を見ているかに書きました。社員が長期で抜けた夏には、私と事務所でトラックに乗ったこともあります(そのときの話)。
新人に教えるのは、なるべく管理者です
ドライバーに任せたら、うまくいかなかったことがあります
新人が入ったときは、なるべく管理者(部長か係長)が仕事を教えるようにしています。
以前、ドライバーにも教えることをお願いしたことがあります。でも、いい結果が出ることはありませんでした。
ただ、正直に言うと、先輩のトラックの助手席に乗ってもらうこともあります。そこに決まりがあるわけではありません。
横乗りの期間や、試用期間に会社が見ていることは、トラック運転手の試用期間に書きました。
人間関係で辞めた人も、います
「あの人の下でやるなら辞める」と言われたこともあります
人間関係が理由で辞めた人は、います。割合でいえば多くはなく、辞めた人のうち1割くらいかもしれません。
「あの人の下でやるなら辞める」と言われたこともあります。
飲み会や社員旅行は、今はほとんどありません
飲酒にも厳しくなり、集まりたがらない人が多いです
昔はありましたが、今はほとんどありません。
飲酒にも厳しくなりましたし、集まりたがらない人が多いからです。
仲のいいドライバー同士では、集まっているみたいです。
休憩も、基本は一人です
トラックで出てしまえば、一人です
休憩の時間は、人によってバラバラです。うちの場合、それぞれトラックで出てしまえば一人なので、一緒に休憩を過ごすことはありません。
世代の違いで揉めることも、特にありません。年齢が上の人は、穏やかな人が多いです。そもそも、あまり喋りたくないという人も多いと思います。
一人で淡々とやれる人が長く続くことは、トラック運転手に向いている人・向いていない人に書きました。
うちが気をつけているのは、当たり前のことです
ドライバーの意見を、なるべく先に聞きます
なるべくドライバーを優先して、意見を聞くようにしています。売上を作ってくれているのは、ドライバーだからです。
気持ちよく働いてもらえるように、要望にはできるだけ応えます。トラックの整備や点検など、当たり前のことを当たり前にやると、喜んでもらえます。
人間関係のいい会社は、面接で見分けられるか
細かなケアができている会社が、いい会社だと思います
見分けるのは、なかなか難しいかもしれません。
それでも、経営者や面接官の人柄を見るといいと思います。
ドライバーに対して細かなケアができているかで、会社は変わると思います。うちの会社もまだまだですが、その細やかさは大事で、それができているのがいい会社なんだと思います。
面接で聞かれたら、こう答えています
うちの面接で「人間関係はどうですか」と聞かれたら、こう答えます。
「人間関係は悪くないと思います。みんなそれぞれ、構わずに淡々と仕事をしています」
面接に行ったら、ここを見てください
- 経営者や面接官の話し方が、穏やかか
- 面接を受ける事務所が、きれいか
- 細かいところまで、しっかりケアできていそうか
面接の流れは運送会社の面接は10分で終わりますに、会社の見分け方はブラック運送会社の見分け方にまとめています。
人間関係は、面接の様子にも出ます
この記事の要点
- ドライバー同士で揉めることは、普通にある。もともと気が合わない同士が多い
- 揉めたときは上の者が間に入り、「お互い大人なんだから、自分の仕事に集中して」と伝える
- きっかけは「あいつが楽をしている」「休みばかり取っている」「優遇されている」
- 実際はそうでないことが多い。部署ごとに固定給が違い、3トンと4トン、拘束時間や大変さでも変わる
- うちでは給料の仕組みを説明し、それでもだめなら配置転換も考える
- 事務所は楽をしていると思われやすい。点呼・営業・急ぎの配送など、仕事の中身を説明している
- 新人に教えるのは、なるべく管理者。先輩の助手席に乗ってもらうこともあり、決まりはない
- 人間関係で辞めた人もいるが、1割くらい。辞める理由のほとんどは給料
- 飲み会や社員旅行は、今はほとんどない。休憩もそれぞれ一人で、世代の違いで揉めることは特にない
- うちが気をつけているのは、ドライバーの意見を先に聞き、整備や点検など当たり前のことをやること
- 面接では、話し方・事務所のきれいさ・細かなケアを見る
人間関係は、入ってみないと分からない部分が大きいです。それでも、面接のときの話し方や事務所の様子には、その会社の細やかさが出ると思います。